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2025.10.2
デリケートゾーンのたるみはセルフケアで改善できる?筋トレや保湿などの自宅ケアから美容医療まで解説

デリケートゾーンのたるみは、筋トレや保湿といったセルフケアによって引き締め感を得られることがあります。
ただし、本格的な改善を目指すには、美容医療を取り入れるのが効果的です。
たるみを放置すると、見た目だけでなく、乾燥やムレ、臭いなどの不快なトラブルにつながることも。
本記事では、自宅で取り入れやすいケアから、根本的改善が目指せる美容医療まで解説します。
目次
デリケートゾーン(大陰唇)のたるみに効果的なセルフケア・筋トレ

デリケートゾーン(大陰唇)のたるみは、日常的なセルフケアや筋トレで改善が期待できるケースがあります。
▼効果的なセルフケアの方法
・骨盤底筋群のトレーニング
・デリケートゾーン専用クリームでの保湿
・健康的な生活習慣の見直し
・摩擦を避ける衣類やケアの工夫
適切なセルフケアを続けることで、たるみを和らげ、見た目や衛生面にトラブルが少ない状態を保てるでしょう。
骨盤底筋群を鍛える(膣トレ)
骨盤底筋群を鍛えることで、デリケートゾーンのたるみを内側から改善する効果が期待できます。
加齢や出産によって骨盤底筋群がゆるむと、大陰唇のたるみやハリ、形に影響を与える可能性があります。
そのため、筋力を回復させることは、デリケートゾーンの引き締まりにつながるのです。
代表的な方法としては、「ケーゲル運動」がありますよ。
▼ケーゲル運動の方法
1.椅子に座る、仰向けで寝る、立つなど、どの姿勢でもOK
2.息を吐きながら、膣を持ち上げるイメージで骨盤底筋群に力を入れる
3.力を入れた状態で3~5秒間キープした後、ゆっくりと力を抜き5秒ほど休む
4.この動作を1セット10回、1日2〜3セットを目安に行う
力を入れるときの感覚は、尿を途中で止めるようにキュッと締めるイメージです。
長時間行うよりも、毎日コツコツ行うことがおすすめですよ。
デリケートゾーン専用の保湿クリームを塗る
デリケートゾーン専用の保湿クリームは、乾燥を防いでたるみを和らげる効果が期待できる対策です。
弱酸性や低刺激処方のものが多く、デリケートゾーンの環境を整えながらしっとり感を得ることができます。
▼選ぶときのチェックポイント
・香料、アルコールなどが少ない低刺激か
・弱酸性でデリケートゾーンとpHが近いか
・セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分配合か
・口コミやレビューの評価が良いか
デリケートゾーンのpHは約3.8〜4.5の弱酸性に保たれています。
ボディクリームで代用する人もいますがpHや成分が合わないと刺激になる場合もあるため、専用アイテムを選ぶのがおすすめです。
専用クリームは、ドラッグストア、皮膚科や婦人科のクリニックで購入できます。
毎日の習慣にすると、乾燥や摩擦によるたるみを、予防する効果が期待できますよ。
生活習慣(運動・睡眠・食事)を見直す
生活習慣を整えることは、デリケートゾーンのたるみを目立ちにくくする土台になります。
運動不足、睡眠不足、偏った食事は、血流の滞りやコラーゲン不足を引き起こし、皮膚や筋肉のハリを低下させる原因です。
▼健康的な生活習慣のポイント
生活習慣 | ポイント |
運動 | ウォーキングや膣トレなどを取り入れ、筋肉を刺激する |
睡眠 | 成長ホルモンが分泌されるよう質の良い睡眠にする |
食事 | たんぱく質・ビタミンC・イソフラボンなどを意識的に摂取する |
生活習慣を整えると血流が良くなり、皮膚に栄養が届きやすくなります。
さらにホルモンのバランスも整い、肌の弾力を保つ力を助けてくれるため、ハリ感のアップにつながるのです。
摩擦を避ける
摩擦を減らすことは、デリケートゾーンの皮膚を守り、たるみを防ぐのに効果的な方法です。
大陰唇は皮膚が薄く敏感なため、下着やナプキン、衣類の締め付けによる摩擦で刺激を受けやすくなります。
摩擦が続くと皮膚のハリが失われ、たるみにつながる原因になりかねません。
▼摩擦を避ける方法
・通気性が良く、締め付けの少ない下着を選ぶ
・生理用ナプキンはこまめに交換する
・長時間同じ姿勢を避け、適度に動く
下着は、通気性に優れた綿やシルク素材がおすすめです。
日常的に摩擦を減らす工夫を取り入れると、デリケートゾーンの皮膚を守れ、たるみの進行を防ぎやすくなるでしょう。
デリケートゾーン(大陰唇)のたるみの改善を目指すには美容医療がおすすめ

大陰唇のたるみにセルフケアだけでは限界を感じる場合、美容医療を取り入れることで改善が期待できる場合があります。
代表的な方法は「大陰唇たるみ除去術(大陰唇縮小術)」と「大陰唇肥大術(ヒアルロン酸注入・脂肪注入)」です。
大陰唇たるみ除去術(大陰唇縮小術)

「大陰唇たるみ除去術」は、大陰唇のたるんでいる余分な皮膚を切除し、すっきりした見た目に整える手術です。
根本的に皮膚を除去してたるみを取るため、長期的な効果が期待できます。
▼大陰唇たるみ除去術の特徴
方法 | デザインに沿って切除し、細い糸、もしくは溶ける糸で縫合する |
麻酔 | 局所麻酔(希望により静脈麻酔を併用することもある) |
手術時間 | 約30〜60分 |
ダウンタイム | 腫れや内出血は1〜2週間ほどで、性行為は4〜6週間避ける |
費用相場 | 20〜40万円ほど |
手術は日帰りで行うことがほとんどで、日常生活への影響も少ないとされていますが、リスクが全くないわけではありません。
不安がある場合は事前にカウンセリングで相談し、納得してから治療を選択するとよいでしょう。
大陰唇肥大術(ヒアルロン酸注入・脂肪注入)

大陰唇のボリュームを補うことで、ハリ感を取り戻し、見た目や清潔面の悩みを改善できるのが「大陰唇肥大術」です。
ヒアルロン酸や脂肪を注入する方法があり、切除する術式よりもダウンタイムが少なく、自然な仕上がりを目指せます。
▼大陰唇肥大術の特徴
項目 | ヒアルロン酸注入 | 脂肪注入 |
方法 | ヒアルロン酸を注射で注入する | 腹部や太ももから採った脂肪を注入する |
麻酔 | 局所麻酔(表面麻酔のことも) | 局所麻酔または静脈麻酔 |
手術時間 | 約10~20分 | 約60~90分 |
ダウンタイム | 1週間ほどの腫れや違和感がある | 腫れや内出血が2~3週間でることも |
費用相場 | 10~30万円ほど(使用量による) | 30~60万円ほど |
ヒアルロン酸注入は、手術時間とダウンタイムが短めである一方、仕上がりの持続が一時的で定期的な施術が必要になります。
脂肪注入は、長期的な効果と自然な仕上がりが期待できますが、脂肪の採取部位のダウンタイムが増える点も考慮が必要です。
どちらの方法にもメリットやデメリットがあるため、医師と相談して希望の仕上がりやライフスタイルに合わせた選択をするとよいでしょう。
デリケートゾーン(大陰唇)のたるみの原因5つ

デリケートゾーン(大陰唇)のたるみの原因は主に5つあります。
▼デリケートゾーンのたるみの原因
・加齢による皮膚や脂肪の変化
・ホルモンバランスの変化
・骨盤底筋群のゆるみ
・急激な体重変動
・摩擦などの外的要因
単独で影響する場合もあれば、複数が重なってたるみにつながることもあります。
自分に当てはまる原因を知ることで、セルフケアや美容医療など、自分に合った対策をとりやすくなりますよ。
加齢による皮膚や脂肪の変化
加齢による皮膚の弾力低下や脂肪量の減少は、大陰唇のたるみにつながる原因のひとつです。
年齢を重ねると、コラーゲンやエラスチンという肌のハリの元が減少して皮膚が薄くなります。また、皮下脂肪が痩せてふくらみが失われるため、しぼんだ印象やハリ不足が目立ちやすくなるのです。
まずは保湿や生活習慣の見直しといったセルフケアを意識し、改善が難しいときは美容医療を検討してもよいでしょう。
出産・妊娠・更年期などホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化は、大陰唇のたるみを引き起こす要因のひとつです。
妊娠や出産では女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が大きく変動し、更年期ではエストロゲンが減少します。
その結果、皮膚の弾力や潤いが低下し、ふくらみが減ってたるみやすくなるのです。
▼エストロゲンの低下で起こる変化
・コラーゲンが減少し、皮膚の弾力低下につながる
・乾燥が強くなり、ハリの低下につながる
・組織の密度が下がってたるみやすくなる
ホルモンによる変化は、体にとって自然なことです。
たるみが気になる場合はセルフケアを取り入れたり、美容医療での相談を検討するとよいでしょう。
骨盤底筋群のゆるみ
骨盤底筋群がゆるむとデリケートゾーンを支える力が弱まり、大陰唇のたるみに影響が出やすくなります。
また、筋肉の働きが弱まり血流が滞って、ターンオーバーが乱れやすくなり、ハリの低下につながることも。
骨盤底筋群は日常生活での意識的なトレーニングによって、ゆるみの進行を防ぐことが期待できるため、おすすめですよ。
急激な体重変動
急な体重増加は皮膚や組織を引き伸ばし、逆に急な減少は余った皮膚を垂れ下がらせます。
体重の増減によって皮膚や組織が伸び縮みを繰り返すと、ハリを失い、たるみやすくなるのです。
極端なダイエットや急な体重増加を避け、変動が少ない体重管理を心がけるとよいでしょう。
摩擦などの外的要因
下着やナプキンなどによる摩擦は、デリケートゾーンのたるみにつながる要因です。
デリケートゾーンの皮膚は繊細なため、摩擦が続くと血流が滞り、弾力を支えるコラーゲンの働きが弱まってたるみやすくなります。
締めつけの少ない通気性の良い下着を選び、ナプキンはこまめに交換して摩擦を減らすよう心掛けましょう。
【年代別】デリケートゾーン(大陰唇)のたるみの特徴と変化

大陰唇のたるみは、年齢やライフステージによって原因や現れ方が少しずつ異なります。
10代は個人差による影響が多く、20〜30代は出産や体重変動、40代以降は加齢やホルモンバランスの変化が影響することも。
自分の年代に合わせた特徴や変化を理解すると、セルフケアや美容医療を選ぶ際の参考にすることができます。
「10代・高校生」デリケートゾーンのたるみより形の個人差が気になる時期
10代や高校生は、デリケートゾーンの「たるみ」よりも、形の違いや左右差といった「個人差」が気になりやすい時期です。
成長の過程やホルモンの影響で見た目が変化するため、「自分だけおかしい?」と不安になるかもしれません。
しかし、医学的には正常の範囲内であることがほとんどです。
もし不安が強く日常生活に支障がある場合は、クリニックや医師に相談してみてもよいでしょう。
「20代・30代」出産前後や体重変動でたるみが気になり始める時期
20〜30代は、妊娠や出産、急な体重変動によってデリケートゾーンのたるみが気になり始めることが多い時期です。
皮膚や筋肉は、ホルモンの変化や体型の増減に敏感に影響を受けるため、ハリの低下やボリュームの変化が現れやすくなります。
ほとんどの場合は自然な体の反応であり、健康上の問題はないことが多いでしょう。
気になり始めた段階で、保湿や筋トレなどのセルフケアを取り入れてみるのがおすすめです。
「40代・50代以降」乾燥やハリ不足がたるみにつながる時期
40〜50代以降は、女性ホルモンの分泌が減少し皮膚が乾燥しやすくなる影響で、ハリ不足やたるみにつながりやすい時期です。
加齢による筋力低下や血流の変化も重なり、ボリュームの減少やしぼんだ印象を感じやすくもなります。
年齢を重ねることで起こる変化は、自然な変化であり、誰にでも起こり得るものです。
「見た目の変化が気になる」「不快感がある」場合は、保湿や運動などのセルフケアに加えて美容医療での治療を検討してもよいでしょう。
デリケートゾーン(大陰唇)のたるみで起こりやすいトラブル4つ

大陰唇がたるむと、見た目だけでなく不快感や衛生面のトラブルにつながりやすくなります。
年齢や体型、生活習慣の影響で誰にでも起こり得るため、原因を知って早めに対処することが大切です。
見た目の変化でコンプレックスを感じる
大陰唇がたるむと、形の変化によって「人と違うのでは?」とコンプレックスを抱く場合があります。
とくに下着や水着を身につけるときに目立ちやすく、人目を気にするきっかけになることも。
見た目の変化は誰にでも起こり得る自然なことですが、気になる場合はセルフケアや医師への相談を選択肢に入れてみてもよいでしょう。
乾燥やかゆみなど皮膚トラブルが起こりやすい
デリケートゾーンにたるみがあると外からの刺激を受けやすく、乾燥やかゆみといったトラブルが起きやすくなります。
また、ヒダ同士が重なりやすいため、摩擦やムレの原因になることも。
乾燥やかゆみなどのトラブルを防ぐためには、デリケートゾーン専用の保湿剤の使用や、通気性の良い下着選びを意識してみましょう。
ムレや臭いが強くなりやすい
デリケートゾーンにたるみがあると、皮膚が重なって通気性が悪くなりムレが生じやすくなります。
湿った状態が続くと雑菌が繁殖しやすく、においの原因になることも。
ムレや臭いによる不快感を防ぐためには、通気性のよい下着を選びや清潔を心がけることが大切です。
性交時に痛みや違和感を感じやすい
デリケートゾーンにたるみがあると、性交時に痛みや違和感を感じやすくなる場合があります。
大陰唇のハリが失われることでクッション性が下がり、性交時に摩擦が強くなるためです。
デリケートな悩みですが、潤滑剤の使用やセルフケアで負担を軽減できる場合もあります。
気になるときは一人で抱え込まず、医師に相談してみるのもよいでしょう。
デリケートゾーンのたるみ改善方法は?に関するQ&A
陰部の(デリケートゾーン)の皮膚やひだのたるみを改善するには?知恵袋から抜粋
デリケートゾーンのたるみは、セルフケアと美容医療で改善が目指せます。
▼たるみの改善が期待できる方法
セルフケア | 美容医療 |
・骨盤底筋群トレーニング ・専用クリームでの保湿 ・生活習慣の改善 | ・大陰唇たるみ除去術 ・ヒアルロン酸注入 ・脂肪注入 |
セルフケアで無理のない範囲から始めて、様子を見るのもよいでしょう。
思うような変化が得られないときは、美容医療の力を借りるのもひとつの方法です。
デリケートゾーン(大陰唇)の皮膚のたるみやシワシワはクリームで治る?
クリームだけで、デリケートゾーンのたるみやシワシワを治すことは難しいでしょう。
デリケートゾーン専用の保湿クリームを使うことで乾燥を防ぎ、皮膚にうるおいと柔らかさを与えシワを和らげることは期待できます。
ただし、根本的なたるみやボリュームの減少を改善する効果は期待できません。
根本的なたるみの改善を目指すなら、婦人科や美容のクリニックに相談することをおすすめします。
陰部のたるみによって皮膚のしわしわ感や黒ずみは悪化する?
大陰唇がたるむと皮膚が重なりやすくなり、しわしわとした見た目が目立ちやすくなることがあります。
また、たるんだ皮膚は下着や衣服によって摩擦が起こりやすく、黒ずみが悪化する原因になることも。
しわしわ感や黒ずみが気になるときは、セルフケアで保湿や摩擦対策を取り入れると効果的です。
それでも効果を実感しにくい場合は、クリニックへの相談も検討しましょう。
大陰唇のたるみや大きい形は、症例写真が無くても特徴で確認できる?
症例写真がなくても、文章である程度の特徴を理解することは可能です。
皮膚がしぼんでハリがなくなる、ヒダが重なって摩擦やムレが起こりやすいなど、ポイントを押さえればイメージしやすくなります。
より正確に把握したい場合は、医師の診察で客観的に見てもらうのがおすすめですよ。
女性の陰部は老化する?たるんだ皮は戻る?
女性の陰部も年齢とともに老化し、皮膚のハリやボリュームが減ってたるみが目立ちやすくなります。
一度たるんだ皮膚が、自然に元通りになることは難しいでしょう。
ただし、保湿や筋肉を鍛えるセルフケアで進行をゆるやかにしたり、美容医療を受けたりして改善を目指すことは可能です。
びらびら(小陰唇)が大きくなる・たるむ原因は?
びらびら(小陰唇)の大きさやたるみは、「生まれつきの体質や遺伝」が原因のことが多いです。
ほかにも、思春期、妊娠や出産のホルモン変化、下着や運動による摩擦など、複数の要因が重なって起こることがあります。
多くは正常の範囲内ですが、見た目や不快感が気になるときはセルフケアや医師への相談を検討してみてもよいでしょう。
デリケートゾーンのたるみが気になる方はXクリニックへ
デリケートゾーンのたるみは、加齢や出産、生活習慣などさまざまな要因で誰にでも起こり得る自然な変化です。
一方で、見た目の変化や日常生活での不快感につながると、一人で悩んでしまう方も少なくありません。
セルフケアでの改善が難しい場合でも、美容医療ならサポートできる場合があります。
Xクリニックでは、施術経験が豊富な女性医師が手術を担当します。
デリケートゾーンのたるみが気になる方は、ぜひXクリニックへご相談ください。
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