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2025.9.29
副皮切除は失敗しやすい?よくある失敗例や後悔を避けるためのポイントを解説

副皮切除術(ふくひせつじょじゅつ)は、副皮の余分なヒダを整え、見た目の改善や不快感の軽減が期待できる手術です。
一方で、「左右差が出た」「取り残しがあった」といった失敗が起こることも。
本記事では、副皮切除術で起こりやすいトラブルやその対処法、後悔を避けるためのポイントについて解説します。
目次
副皮切除術の失敗例6選!見た目の仕上がり・機能面のトラブルを紹介

副皮切除術は見た目や不快感の改善を期待できる一方で、「思った仕上がりと違う」「傷跡が気になる」といった失敗例もあります。
あらかじめ起こり得る失敗例を知っておくと、トラブルへの心構えができ、希望する仕上がりや不安な点を相談しやすいでしょう。
1.左右差が出た
副皮切除術では、デザインや縫い合わせ方のわずかな差によって、左右差が出ることがあります。
左右差は、元々の形もありますが、医師の経験や技術力が影響することも。
少しの違いでも見た目に影響しやすく、不満につながるため医師の技術力はチェックしましょう。
2.取り残しがあった・取りすぎてしまった
副皮切除術では、デザインや切除範囲の判断を誤ると「取り残し」や「取りすぎ」が起こることがあります。
取り残すと不快感や見た目の悩みが解消されにくく、逆に切りすぎると見た目の不自然さや感覚の変化が生じるケースも。
医師の技術やデザイン力に左右されることもあるため、経験豊富な医師を選ぶことが大切です。
3.傷跡が目立った
副皮切除術では、切除箇所が硬く盛り上がったり、色の変化や凹凸が残ったりと、傷跡が目立つことがあります。
傷跡が残る原因は、医師の技術不足や体質によることが多いです。
失敗を避けるためには、婦人科形成の症例数が多く、経験豊富な医師を選びましょう。
また、もともと傷が残りやすい体質の方はその旨を医師に伝えておくこともおすすめです。
4.小陰唇が目立つようになった
副皮だけを切除すると、小陰唇が相対的に大きく見える場合があります。
小陰唇と副皮は隣り合っていて、一枚の組織のように続いているためです。
見た目のバランスを整えるために、副皮除去と一緒に小陰唇切除術が行われることもありますよ。
5.つっぱり感や痛みが残った
副皮切除術のあとには、つっぱるような感覚や軽い痛みが残る場合があります。
原因のひとつとして、クリトリス周囲を過剰に切除してしまうケースが挙げられますよ。
副皮は非常に繊細な部位であるため、わずかな切除の差でも見た目や感覚に影響しやすいのが特徴です。
皮膚がこすれて痛みが強くなったり、椅子に座るときに違和感を覚えたりするなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
リスクを避けて満足のいく仕上がりを得るためには、経験や技術に信頼のおける医師を選ぶことが大切です。
6.感覚が変化した
副皮の周囲には神経が集まっているため、切除の範囲によって感覚が鈍くなる場合や、逆に敏感になる場合があります。
感覚の変化は医師の技術だけでなく、神経の分布の個人差や体質、術後の経過によっても左右されることも。
副皮は非常に繊細な部位であり、わずかな切除の差でも感覚に影響が及びやすいのが特徴です。
感覚は日常生活の快適さや性生活にも関わるため、神経や形態への影響を考慮した施術ができる経験豊富な医師を選びましょう。
副皮切除術での失敗を避けるために知っておきたいポイント4つ

副皮切除術で失敗を避けるためには、「医師選び」や「術後の過ごし方」など、押さえておきたい4つのポイントがあります。
▼失敗回避のポイント
・症例数や経験が豊富な医師を選ぶ
・仕上がりのイメージを医師と共有する
・ダウンタイム中の注意点を守る
・小陰唇縮小術の併用も選択肢に入れる
納得できる仕上がりを目指すために、失敗を避ける方法を知っておきましょう。
副皮切除術の症例数や経験が豊富な医師を選ぶ
医師選びの際は、症例数が多く経験豊富な医師を選ぶと、失敗のリスクを減らしやすくなります。
副皮切除術は、見た目のバランスを整えながら、神経や血流にも配慮が必要な繊細な手術です。
技術や経験が不足している医師だと、切除量を誤ったり、縫合が不自然で傷跡が目立ったりすることも。
一方で、経験豊富な医師は、切除する量や左右の整え方を見極められ、希望に沿った結果を得られる可能性が高まります。
▼経験豊富な医師を見極めるポイント
・修正手術の経験はあるか
・症例写真や実績が公開されているか
・カウンセリングでの説明が具体的か
・専門医資格を持っているか
日本形成外科学会や日本美容外科学会などの専門医資格は、知識や経験を積み重ねた医師だけが持てるものです。
一定の臨床経験や試験をクリアして得られる資格なので、実力の目安としてチェックしておくと良いでしょう。
仕上がりのイメージを医師と共有しておく
副皮切除術で失敗を避けるためには、仕上がりのイメージを事前に医師と共有しておくことが大切です。
副皮はほんの数ミリの違いで見た目の印象が変わりやすく、どの程度残すか、どのラインで整えるかによって結果が異なります。
希望をきちんと伝えないまま手術に進むと、「思ったより切られすぎた」「左右差が気になる」といった不満を抱くことも。
カウンセリングで医師とイメージを共有しておくことで、仕上がりへの不安を減らし、納得のいく結果を目指しやすくなります。
ダウンタイム中の注意点を守る
副皮切除術での失敗を避けるために大切なのは、術後の過ごし方です。
感染や傷口の開き、思った仕上がりにならないといったリスクは、ダウンタイム中の注意点を守らないことで起こりやすくなります。
▼時期ごとの注意点
時期 | 症状 | 注意点 |
当日~3日 | ・痛みや腫れのピーク ・にじむ程度の出血 | ・安静にする ・患部を冷やす ・薬を指示通りに使用する |
3〜7日 | ・腫れが徐々に落ち着く | ・ゆったりとした下着を着用する ・運動や自転車は控える ・シャワーは医師の許可があれば可 |
1〜2週間 | ・傷跡の赤みが目立つ ・かゆみが出ることもある | ・入浴や性交、プールは禁止 |
1か月以降 | ・赤みや違和感が徐々に改善してくる | ・痛みや左右差が続く場合は医師に相談する |
回復をスムーズに進めるためには、生活習慣にも気を配ることが大切です。
術後の飲酒や喫煙は、出血や腫れを悪化させたり、傷の治りを遅らせる原因になるため、
医師の指示があるまでは控えましょう。
副皮切除術と小陰唇縮小術の併用も選択肢に入れる
副皮切除術は単独でも行えますが、小陰唇縮小術と併用することで、全体のバランスが整い失敗を防ぎやすくなります。
▼併用手術のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・全体のバランスが整う ・臭いやかゆみがより減りやすい ・手術やダウンタイムを1回で済ませられる | ・ダウンタイムが長引く可能性がある ・費用が増える ・通院回数が増える |
副皮と小陰唇を同時に整える手術では、どこをどのくらい切るかのバランスや、神経や血流への配慮がとても重要になります。
切りすぎると「感覚が変わった」「つっぱり感が残った」といったトラブルが生じたり、逆に取り残しがあると仕上がりに満足できなかったりすることも。
併用手術は高度な技術が求められるため、実績が豊富で信頼できる医師に相談することが大切です。
副皮切除術で失敗したと思ったら?対処法2つ

副皮切除術で失敗と感じたときの対処法は、「経過を見守る」ことと、「再手術を検討する」の2つです。
術後は腫れや赤みが落ち着くまで時間がかかるため、まずは様子を見て自然に改善するのを待ちます。
6か月以上経っても違和感や不満が残る場合には、再手術を検討するとよいでしょう。
時間経過で落ち着くのを待つ
副皮切除術の「失敗かも?」と思う、腫れや傷の赤みなどの症状は、多くの場合、時間の経過で落ち着くことがあります。
そのため、術後すぐに「やり直したい」と焦る必要はありません。
▼時間の経過で改善が期待できる症状
症状 | ポイント |
腫れ・痛み | 手術後3日ほどがピークで、1〜2週間で改善することが多い |
傷あと | 赤みや縫合の線は1か月ほどで目立たなくなる 自然な色合いになるまでには3〜6ヶ月程度かかることが多い |
感覚の変化・つっぱり感 | 腫れや炎症が落ち着くにつれて改善することが多い 完全に回復するまでに半年ほどかかる場合もある |
傷の治りや神経の回復に時間がかかり、再手術を考えるのは最低6か月以上経過してからが望ましいです。
時間の経過で自然に落ち着くことも多いため、まずは経過を見守りましょう。
再手術を検討する
副皮切除術の違和感や不満が、6か月経っても改善しない場合は、再手術を検討するのも一つの方法です。
左右差や切除量の問題などは、再手術によって修正できる場合があります。
▼再手術を推奨するケース
・左右差がある
・取り残しが気になる
・切りすぎで見た目や感覚に不満がある
・つっぱり感や違和感が6か月以上たっても改善しない
ただし、再手術は必ず「できる」とは限りません。
初回の手術で皮膚を多く切りすぎて余裕がなくなった場合や、術後の回復が十分でないときは、修正が難しいこともあります。
修正手術は高度な技術を要するため、修正手術の実績がある信頼できる医師に相談することが大切です。
副皮切除術とは?大陰唇と小陰唇の間にある副皮の余分な部分をとる手術

副皮切除術とは、大陰唇と小陰唇の間にある副皮の余分な皮膚を取り除く手術です。
余分な部分を切除することで、見た目が整い、不快感が和らぐといったメリットがあります。
▼副皮切除術のメリット
・見た目のバランスがよくなる
・臭いやかゆみが軽くなる
・摩擦や引きつれ感が減る
仕上がりに満足できると、見た目への自信や生活の快適さが高まり、気持ちも前向きに過ごしやすくなりますよ。
副皮切除術を検討した方が良い人の特徴
副皮の大きさや形は多くの場合「正常の範囲」であり、必ず手術が必要なわけではありません。
ただし、「見た目に強いコンプレックスがある」「臭いやかゆみで不快な思いをする」といった場合には、手術を検討した方が良い場合があります。
▼手術を検討した方が良い人の特徴
・見た目のコンプレックスが強い
・臭いやかゆみが気になる
・炎症や痛みを繰り返す
見た目や不快感の悩みが強いときは、カウンセリングで相談すると自分に合った治療方法を教えてもらえますよ。
副皮切除術後の痛みのピークは3日間!ダウンタイムを解説
副皮切除術では、術後3日間が痛みのピークとされています。
痛みは1〜2週間で落ち着き、見た目や感覚の自然さが戻るまでには3〜6か月ほどかかることが多いです。
ダウンタイムの経過を知っておくと、術後に起こる変化を予測でき、「失敗なのでは?」という不安を軽くする助けになりますよ。
▼ダウンタイムの経過
時期 | 症状 |
1週間 | ・ヒリヒリ、しみるような痛み ・腫れやむくみも強い |
2〜4週間 | ・腫れや赤みが軽減 ・かゆみやつっぱり感が残ることもある |
1〜3か月 | ・違和感や腫れはほぼ解消 ・傷の赤みや硬さも徐々に目立たなくなる |
3〜6か月 | ・傷跡が自然な色に近づく ・見た目が整ってくる |
ダウンタイムの経過は人によって差があり、体質や切除量、併用手術の有無によって回復のスピードは変わります。
なお、強い痛みや出血が続いたり、半年たっても違和感が残る場合は、医師に相談しましょう。
副皮切除術の失敗に関するよくある質問

副皮切除術のデメリットは?
副皮切除術には、「ダウンタイムがある」「傷跡が残ることがある」などのデメリットがあります。
▼副皮切除術のデメリット
・ダウンタイムがある
・傷跡が残ることがある
・感覚が変化する可能性がある
・保険が適応されず費用は自費になる
・単独手術では小陰唇が目立つことがある
・再手術が必要になるケースがある
副皮切除術のデメリットは、医師の技術やカウンセリングでのすり合わせによって回避できることもあります。
不安や仕上がりの希望をしっかり伝えることで、後悔の少ない結果につながりやすくなりますよ。
女性の陰部にある「副皮(ふくひ)」とはどこにある?
副皮は、女性の外陰部にある皮膚のヒダで、クリトリスの周りから小陰唇の上の部分にあります。
人によって、大きさや形はさまざまです。
ほとんど目立たない人もいれば、しっかりとしたひだが見える人もいますよ。
副皮が大きい(肥大する)原因は?
副皮が肥大する原因は、「生まれつき」「女性ホルモンの変化」「加齢によるたるみ」などがあります。
▼副皮が大きい原因
原因 | ポイント |
生まれつき・遺伝 | 副皮の大きさや形にも先天的なばらつきがある |
女性ホルモンの変化 | 血流や水分量が増え粘膜がふくらむ |
加齢によるたるみ | 皮膚や粘膜の弾力が低下し、副皮が余って見える |
副皮が大きくなるのは、いずれも体の特徴や自然な変化であり、病気や異常でないことがほとんどです。
副皮がない場合や片方だけ大きい場合など左右差があるのは異常?
副皮が「ない」「片方だけ大きい」といった左右差は、ほとんどの場合、異常ではありません。
耳の形や胸の大きさに左右差があるのと同じように、副皮にも個人差があります。
「片方ははっきり見えるのに、もう片方は目立たない」「ほとんど副皮が見えない」といったケースもあり、人によって形や大きさはさまざまです。
副皮の大きさの平均は?
副皮の大きさについては、日本人を対象としたデータはほとんどありません。
しかし、海外の研究によると、副皮の大きさの平均は、およそ2cm前後と報告されています。
副皮の大きさは個人差が大きく、「平均から外れている=異常」というわけではありません。
副皮切除術をすると感度は上がる?クリトリス包茎は治る?
副皮切除術をしたからといって、必ず感度が上がるわけではありません。
ただし、感度が大きく下がることは少なく、見た目や不快感の改善によって性生活の満足度が高まる方もいます。
副皮はクリトリスを覆う皮膚なので、副皮切除術は「クリトリス包茎」にも効果的です。
覆いが減ることで刺激が伝わりやすくなり、性交時の不快感が軽くなるケースもあります。
副皮切除術は保険が適用される?値段は?
副皮切除術は、美容目的とみなされ健康保険が適用されないケースが多く、自由診療(自費診療)で行われることがほとんどです。
費用の相場は、20〜40万円ほどになります。
クリニックによっては「モニター価格」や、他の施術とあわせた「セット価格」が用意されており、費用を抑えられるケースも。
気になる方は、事前に料金体系を確認しておきましょう。
副皮を切りすぎたらどうなる?
副皮を切りすぎると、感覚や見た目にトラブルが出る可能性があります。
▼「切りすぎ」によって起こるトラブル
トラブル | 特徴 |
感覚の変化 | しびれや鈍さ、痛みを感じることがある |
見た目の違和感 | 左右差や小陰唇が目立つことがある |
乾燥や摩擦の不快感 | 覆う皮膚が減り、下着や動作時の摩擦を感じる場合がある |
切りすぎのリスクは、医師の技量に左右される場合があります。
そのため、経験豊富な医師を選び、仕上がりのイメージを共有することが大切です。
副皮切除術で失敗しないために大切なのは「経験豊富な医師選び」
副皮切除術で失敗や後悔を避けるために大切なのは、症例数が多く経験豊富な医師を選ぶことです。
経験豊富な医師の場合、切除量の見極めや仕上がりのバランスに配慮できるため、満足度できる結果につながりやすいでしょう。
当院には副皮切除術の実績が豊富な医師が在籍しており、ご希望を丁寧に伺ったうえで、あなたに合った方法をご案内いたします。
副皮切除術をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
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