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2025.6.23

脂肪注入豊胸で「しこり」ができる原因は?放置するとどうなる?除去方法も解説

脂肪注入豊胸は、ご自身の太ももやお腹から採取した脂肪をバストに注入する施術です。

見た目や触り心地が自然なことから、人気を集めています。

しかし、術後に「しこり」ができてしまうケースも。

脂肪注入豊胸後のしこりは、痛みや見た目の問題を引き起こし、放置するとさらに悪化する可能性もあります。

そこで本記事では、脂肪注入豊胸でしこりができる原因から、放置するとどうなるのか、もしできてしまった場合の除去方法まで解説します。

脂肪注入豊胸のしこりの正体とは

脂肪注入豊胸によってできるしこりの正体は、体に定着しなかった脂肪です。

脂肪注入豊胸による脂肪の定着率は30〜70%程度で、定着しなかった脂肪は、体に吸収されます。

しかし、吸収される前の脂肪が壊死(えし)し、体内で異物と判断されると、体はその異物を体から隔離しようと周りに薄い膜を作ります。

その結果、上手く吸収されずに体内に残って、しこりとなるのです。

脂肪注入豊胸でしこりができる原因3つ

脂肪注入豊胸 しこり 原因

脂肪注入豊胸後のしこりは、主に注入する脂肪の質・1回の注入量・注入方法の3つの原因によって生じます。

しこりのリスクを減らしたいなら、原因と対処法を知っておきましょう。

不純物の混ざりが多い脂肪を使用した

注入した脂肪に不純物が多く混ざっていた場合、しこりの発生率が高いと言われています。

▼脂肪に混ざっている不純物
・血液
・麻酔液
・老化した細胞
・死んだ細胞

脂肪がしっかりと定着するためには、十分な酸素や栄養の供給が必要です。

しかし、注入した脂肪に不純物が多いと、酸素や栄養を運ぶ新しい血管の形成が妨げられ、脂肪細胞に必要な酸素や栄養が行き渡りにくくなります。

その結果、脂肪の生着率が低下したり、しこりなどのトラブルが起こりやすくなることも。

しこりのリスクを軽減したいなら、不純物の混ざりが少ない「コンデンスリッチ法」を選ぶのがおすすめです。

不純物が多いと、酸素や栄養が脂肪に届きにくくなり、脂肪がうまく定着せず、しこりができる原因になります。

1回で多量に注入した

1回で多量に脂肪を注入すると、しこりができやすくなることがあります。

注入量が多すぎる場合、脂肪全体に酸素や栄養が行き渡らず、一部の脂肪が壊死してしまうためです。

壊死した脂肪はしこりの原因となりやすく、見た目や触り心地に影響を及ぼすことも。

そのため、脂肪注入豊胸で一度に注入できる脂肪の量は、片側あたり250〜300cc程度が目安とされています。

どれだけ質の良い脂肪でも、注入量が多すぎるとトラブルのリスクは避けられません。

カウンセリングの際には、注入量についても確認し、片側300cc以内で対応してくれる医師を選ぶと安心感がありますよ。

1箇所に集中して注入した

脂肪を1箇所にまとめて注入すると、バスト内に大きな脂肪の塊ができてしまいます。

塊の中心部は酸素や栄養が届きにくくなり、壊死やしこりの原因になることも。

リスクを抑えるには、バストの複数の層に脂肪を小さな粒状や線状に分散させて、少しずつ丁寧に注入する技術が欠かせません。

分散注入や微細な注入量の調整など、繊細な手技は経験豊富な医師ほど習得していることが多いため、脂肪注入豊胸を検討する際は実績がある医師を選ぶのがおすすめです。

脂肪注入豊胸のしこりを放置すると起こる3つのリスク

脂肪注入豊胸 しこり 放置

脂肪注入豊胸後のしこりを放置すると、形や触り心地に影響したり、痛みが出ることがあります。

また、しこりと区別がつきにくく、乳がんの発見が遅れる可能性もありますよ。

ここからは、しこりを放置することで起こりうる3つのリスクについて解説します。

形や触り心地が不自然になる

脂肪注入豊胸後のしこりを放置すると、時間がたつにつれて「石灰化(せっかいか)」や「瘢痕化(はんこんか)」が起こり、しこりの硬さやバストの形に変化が生じることがあります。

特徴主な症状・変化
石灰化(せっかいか)壊死した脂肪細胞などが長期間体内に残り
カルシウムが沈着して硬くなる現象。
・しこりが石のように硬くなる
・触ったときの違和感が増す
瘢痕化(はんこんか)組織の修復過程で、内側に硬い膜や繊維が過剰につくられる状態。・皮膚表面の盛り上がりや引きつれ
・不自然な見た目

石灰化や瘢痕化が起こると、最初は柔らかかったしこりも徐々に硬くなり、触ったときに硬さや違和感が強くなるケースがあります。

さらに、バストの輪郭がいびつになったり、左右差が目立つなど、見た目にも変化が現れます。

自然な形ややわらかさを保つためにも、しこりができた場合は早めに医師へ相談しましょう。

痛みが出る可能性がある

しこりを放置していると、内部で脂肪が壊死したり炎症が生じたりして、痛みが出ることがあります。

初めは軽い違和感程度でも、時間の経過とともにズキズキしたり、圧迫されるような痛みに変わるケースも少なくありません。

衣服が当たったときやバストに力がかかったときに痛みを感じやすくなり、日常生活に支障をきたす場合も。

痛みが長引く場合や症状が悪化する場合には、できるだけ早めに医師へ相談しましょう。

乳がんの発見が遅れる可能性がある

バストにしこりが残っていると、検診時の触診だけでは乳がんなのか、豊胸によるしこりなのか判断が難しくなることがあります。

マンモグラフィやエコーなどの画像検査を行えば多くの場合は見分けがつきますが、しこりが複数ある場合や、しこりの影に小さな乳がんが隠れてしまう場合には、診断や発見が遅れるリスクも否定できません。

また、「豊胸によるしこりだから問題ない」と自己判断してしまうことで、バストの変化に気づいても検査や受診が遅れてしまうケースも考えられます。

脂肪注入後のしこりは、必ずしも脂肪だけが原因とは限らないため、検診時には必ず豊胸手術を受けていることを医師に伝え、少しでも気になる症状があれば早めに相談しましょう。

なお、脂肪注入でできたしこりが乳がんに変化することはありません。

【後悔・失敗したくないなら】脂肪注入豊胸でしこりを作らないための2つのコツ

脂肪注入豊胸 しこり 後悔

脂肪注入豊胸によるしこりのリスクを抑えるためには、医師の選び方と施術方法の選択が重要です。

2つのコツを知って、しこりによる後悔や失敗を回避しましょう。

豊胸手術の経験が豊富な名医を選ぶ

脂肪注入豊胸でしこりを防ぐためには、技術力の高い医師を選ぶことが大切です。

▼名医の見極め方

・脂肪注入豊胸の症例数が多い
・症例写真の術後の仕上がりが自然
・在籍のスタッフや家族が受けている
・専門医の資格をもっている
・豊胸手術に関する論文発表や学会発表の実績がある

名医は、これまでの豊富な経験から、、脂肪の注入量や分散方法、使用する脂肪の質なども適切に見極める力があります。

また、万が一しこりなどのトラブルが起こった場合も、過去の症例や知見をもとに早期に対応できるのが特徴です。

しこりのリスクを減らしたり、万が一のトラブルに備えたいなら、脂肪注入豊胸の名医を選びましょう。

>>脂肪注入豊胸の名医について詳しく見る

しこりになりにくい施術方法を選ぶ

しこりを予防したい場合は、脂肪の処理方法にこだわった施術を選ぶことがおすすめです。

しこりの主な原因は、血液や老化した細胞など不純物が十分に取り除かれていない脂肪をそのまま注入することにあります。

不純物が多い脂肪は酸素や栄養を受け取りにくく、壊死やしこりの原因になりやすいのが特徴。

そこで注目されているのが、不純物が少ない脂肪が作れる「コンデンスリッチ法」です。

脂肪の
処理方法
肪の質しこりのリスク生着率
従来法脂肪をそのまま注入不純物や壊れた細胞が混ざることがあるできやすい安定しないことがある
コンデンスリッチ法専用機器で不純物やを除去良質な脂肪のみを厳選リスクが低い定着しやすい

コンデンスリッチ法では、注入前に専用の機器を使って不純物や壊れた細胞、余分な水分を分離し、質の良い脂肪だけを抽出します。

選別された脂肪はバストになじみやすく、しこりのリスクを抑えやすいですよ。

さらに、生着率も高まるため、より自然な見た目や手触りが期待できます。

脂肪注入豊胸でしこりができた際の2つの除去方法

脂肪注入豊胸 しこり 除去

脂肪注入豊胸でできたしこりは、大きさや状態によって除去方法が異なります。

医師の診断を受けたうえで、適切な治療を選んでもらいましょう。

ここからは、脂肪注入豊胸後のしこりに大して行われている、2つの除去方法を紹介します。

小さいしこりなら「穿刺吸引」

比較的小さなしこりの場合は、「穿刺吸引(せんしきゅういん)」が行われます。

穿刺吸引は、細い針をしこり部分に刺して中身を吸い出す治療法です。

メスを使わないため体への負担が少なく、傷跡もほとんど残りません。

また、個人差はありますが、痛みも比較的軽いことが多いのがメリットです。

大きい・石灰化したしこりなら「除去手術」

しこりが大きい場合や、石のように硬くなった(石灰化)しこり、穿刺吸引で取りきれなかったしこりには、外科的な「除去手術」が行われます。

除去手術は、バストを2〜3cm切開し、直接しこりを取り除く方法です。

傷は目立ちにくいように配慮されることが多く、乳輪の縁や脇のしわ、バストの下縁などが選ばれますよ。

切開を伴う除去手術は、しこりの大きさや内部の状態に関係なくしこりを除去できるのがメリット。

一方、穿刺吸引に比べて体への負担が大きく、ダウンタイム症状が長引く可能性もあります。

これってしこり?脂肪注入豊胸後に受診した方が良いケースと様子見OKなケース

脂肪注入豊胸後に強い痛みや発熱があったり、傷口が膿んだりしている場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

▼受診が必要なケース

・強い痛みや腫れ、熱感がある
・発熱や体調不良をともなう
・傷口が膿んでいる

これらの症状がある場合は、感染やほかのトラブルが起きている可能性があります。

一方で、術後間もない時期にバスト全体がふんわりと腫れているだけの場合や、軽い張り・違和感があるものの強い痛みや熱感がない場合は、経過観察でも問題ないことが多いです。

ただし、少しでも不安がある場合は自己判断に頼らず、早めに担当医へ相談しましょう。

脂肪注入豊胸のしこりとは?いつからできる?に関するよくある質問

脂肪注入豊胸でしこりができる割合は?

正確な割合はクリニックや施術方法、体質によって異なりますが、脂肪注入豊胸でしこりができる割合は2〜10%と言われています。

しこりのリスクを減らしたいなら、技術力のある医師や、しこりができにくい「コンデンスリッチ法」を選ぶのがおすすめです。

脂肪注入豊胸のしこりはいつからできる?

脂肪注入豊胸後のしこりは、早い場合、術後1〜2週間ほどでできることがあります。

しかし、手術直後のしこりは一時的なものが多く、2〜3か月かけて柔らかくなっていくため、ほとんどの場合は問題ありません。

ただし、手術から3か月経ってもしこりが気になる場合や、熱感・痛み・腫れなど他の症状を伴う場合は、クリニックに相談することをおすすめします。

脂肪注入豊胸のしこり除去は保険適用される?

美容目的の脂肪注入豊胸後のしこり除去は、原則として保険適用外です。

費用は全額自己負担で、金額はクリニックによって異なります。

あらかじめ料金や治療内容について、事前にクリニックへ確認しておくと良いでしょう

脂肪注入豊胸のしこりの石灰化とは?

脂肪注入豊胸後のしこりの石灰化とは、しこりの内部にカルシウムが沈着して石のように硬くなる状態を指します。

壊死した脂肪や不要な組織を体が異物とみなして、炎症が広がらないようにカルシウムで包み込む「防御反応」のひとつです。

基本的に石灰化自体が体に大きな悪影響を与えることは少ないですが、大きくなったり痛みや炎症を伴う場合は除去などの治療が必要になることも。

気になる症状があるときは、早めに医師へ相談しましょう。

脂肪注入豊胸でしこりができたら痛い?

脂肪注入豊胸でできたしこりは、必ずしも痛みを伴うとは限りません。

小さなしこりや初期のものは無症状のことも多いですが、しこりが大きくなったり炎症や感染を起こしている場合は、ズキズキとした痛みや圧迫感、熱感(触ると熱い感じ)が出ることがあります。

また、石のように硬くなったしこりが神経や周囲の組織を刺激して、違和感や痛みを感じるケースも。

強い痛みや腫れ、赤み、熱感などがある場合は、早めに医師へ相談しましょう。

シリコンバッグ豊胸はしこりができる?

シリコンバッグ自体がしこりになることはありませんが、しこりのように感じられるものができることはあります。

症状特徴
カプセル拘縮シリコンバッグの周りにできる被膜が、通常よりも厚く硬くなる状態
血腫(けっしゅ)手術後、バッグの周囲に血液や体液が溜まり硬くなる状態

万が一、バストにいつもと違う硬さや、気になる感触がある場合は、自己判断せずに医師に相談することがおすすめです。

脂肪注入豊胸のしこりで後悔したくないなら医師選びは慎重に

脂肪注入豊胸のしこりは、注入する脂肪の質や量、注入方法などが原因でできることがあります。

しこりができると、痛みやバストの変形、乳がんとの区別がつきにくくなるなど、放置することでさらなるトラブルに発展することも。

しこりのリスクを減らすためには、不純物の少ない脂肪を注入できる「コンデンスリッチ法」を選ぶのがおすすめです。

ただし、どれだけ質の良い脂肪を使っても、注入量が多すぎたり、1箇所に固まってしまうと、しこりができるリスクは高まります。

そのため、症例数や実績が豊富で、脂肪の扱いや注入技術にこだわりを持つ医師を選ぶことも大切です。

Xクリニックでは、しこりのリスクを抑えやすいコンデンスリッチ法による脂肪注入豊胸を提供しています。

施術からアフターケアまで、乳腺外科で豊富な経験を持つ女性医師が一貫して担当。

バストの構造に精通した医師が、層を見極めながらミリ単位で調整し、丁寧に注入を行うことで、しこりのリスクの低減に努めています。

脂肪注入豊胸後のしこりが心配な方は、ぜひ一度当院でご相談ください。

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