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2024.3.12

prp注射はクマに効果ある?fgf注入は危険なのか解説

 

こんにちは、Xクリニック代表美容外科医孫です。

今回のテーマは、「絶対に打ったら危険なFGF入りPRP」についてです。

 

皆さんはクマ取り治療のなかで、PRPというものについて聞いたことがありますか?

このPRPという治療には実は、

 

やっても良いPRP

やったらお終いなPRP

 

というのがあります。

 

当院でも、クマ取り治療の際に脂肪にPRPを混ぜているものを使用する場合があり、

 

「PRPって膨らむんですか?」

 

というご質問をいただくことがあります。

 

今回の記事では、

 

PRPとは何か

PRPで打っても良いもの

PRPで絶対に打ってはいけない危険なもの

 

これらについてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

以下、X CLINIC院長の孫医師がTikTokで回答している内容になります。

 

【目次】

PRPとは
FGF入りのPRPとは?
FGF入りのPRPは絶対にやってはいけない危険なPRP治療
FGF入りのPRPの代表例
やってもいいPRP治療とは
まとめ

 

PRPとは

 

まず、そもそもPRPとは何かを説明したいと思います。

PRPとは、

 

P=プラトレット

R=リッチ

P=プラズマ

 

これらの略になり、濃厚血小板血漿のことです。

つまりどういうものかというと、ご自身の血小板のことになります。

 

PRPには膨らむというような効果はありません

そもそも膨らんでしまったら血管が詰まってしまうためまずいということがイメージいただけるかと思います。

 

FGF入りのPRPとは?

 

次にFGF入りのPRPとは何かについて説明したいと思います。

 

十数年前、とある方が、

 

「PRPって結構長持ちするし、膨らます効果をつけたらヒアルロン酸より長持ちして、かつ自分の組織だからいいんじゃないか」

 

という思いで、膨らませる効果を出すためにFGFというものを混ぜて注射をしようという発想が出てきました。

このFGFとはコラーゲンを増生する因子であり、PRPに入れることでボリュームアップの効果が出るというものになります。

 

FGF入りのPRPは絶対にやってはいけない危険なPRP治療

 

このFGF入りのPRPの問題点としては、例として、

 

1cc入れたらどれだけ膨らむかという部分がコントロールできない

 

という点にあります。

 

1㏄入れて膨らみがゼロの可能性もあれば、1㏄入れて膨らみが1000まで膨らんでしまう可能性もあります。

まさにコントロールが効かない暴走車と一緒で、非常に危険なものということです。

実際国内でもFGF入りのPRPは認可が降りていません。

 

先ほどもお話しましたが、PRPは膨らむものではありません。

そこにFGFを入れて無理やり膨らませる効果を出したものは結果的にしこりになるおそれもあります。

 

これらのことからFGF入りのPRPは絶対にやってはいけない治療であり、やったらお終いと言ってもいいでしょう。

PRP治療を検討されている方は特に覚えておいていただけたらと思います。

 

FGF入りのPRPの代表例

 

脂肪を使わずにPRPに膨らませる効果を無理やり出すFGF入りのPRPなどの代表例として、

 

ぷ○○○注射

プレミアムPRP

 

というものなどが挙げられます。

このようなものはだいぶ減ってきている傾向にはありますが、やってしまったらお終いというような治療になります。

ヤフーニュースなどのニュースにもなっていますし、美容外科学会でもFHF入りのPRPは問題視され、

 

「控えるべきだ」

 

というような警告が出ています。

 

論文の中で「控えるべきだ」という文言が出るということは、絶対にしてはいけないということです。

そのため絶対にFGF入りのPRP治療はやめるようにしましょう。

 

やってもいいPRP治療とは

 

やってもいいPRP利用とは、PRP単体の治療になります。

 

PRP単体の治療自体はよく整形外科領域でも使われているものであり、例えば、

 

・斎藤佑樹選手の肘の治療

・膝の痛みが出てきた高齢者の方の治療

 

このような治療にも使用されています。

 

美容医療において、クマ治療とともにPRP単体の治療を行うと、

 

脂肪の定着率をアップさせてくれる

肌のハリが出る

毛穴の引き締め効果が出る

 

このように十分な効果を得ることができます。

 

当院で行っている膨らませるような治療というのは脂肪を使っているため、PRPに膨らませる効果をつける必要もありません。

私自身もクマ治療でPRP入りの脂肪を注入しましたが、当院で使っているPRPはもちろんPRP単体のものになりますのでご安心ください。

 

まとめ

 

今回は絶対にやってはいけないFGF入りのPRP治療を中心に、

 

・PRP治療とは濃厚血小板血漿による治療であり、膨らませる治療ではない

・FGFとはコラーゲンを増生する因子だが、どのくらい膨らませられるかの部分はコントロールができない危険なもの

・FGF入りのPRPはしこりにつながるおそれもあり、美容医療のなかでも警告されているもの

・やっても良いPRP治療とはPRP単体のもので、クマ取り美容の脂肪の定着率をアップさせてくれるなど脂肪注入を助けるもの

 

これらの点についてお話しました。

 

今回お話したFGF入りのPRPは絶対に受けないように注意していただけたらと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

クマ取り治療をご検討されている方は、お電話(03−5734−1921)、WEB予約公式LINEのいずれかにてご相談ください。

お待ちしております。