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2025.11.12
豊胸後でも授乳はできる?母乳や赤ちゃんへの影響を解説

豊胸後でも多くの場合は問題なく授乳ができます。
脂肪注入やシリコンバッグ豊胸は乳腺よりも奥にボリュームを出す方法のため、母乳の生成や量にほとんど影響しません。
Xクリニックでは、乳腺を傷つけない方法で施術を行います。
将来母乳育児を考えている方でも、理想のバストを目指せますよ。
目次
豊胸後でも授乳はできる?母乳に与える影響は少ない

豊胸手術は、母乳をつくる乳腺にほとんど影響を与えないため、手術後でも授乳が可能です。
▼豊胸後に授乳できる理由
| 理由 | 解説 |
| 乳腺が傷つきにくい | バッグや脂肪を乳腺の奥に入れるため、母乳をつくる組織に触れない |
| ホルモンバランスへの影響がない | 豊胸手術はホルモン分泌に関与しないため、母乳の量や質に変化を与えない |
| 安全性に配慮された素材を使用している | バッグや自家脂肪の成分が母乳中に漏れ出すことはほとんどない |
海外の研究でも「インプラントによる豊胸を受けた女性の多くが問題なく授乳できている」と報告されています。
また、脂肪注入豊胸では、自分の脂肪を使うため体への負担が少なく、母乳の成分や分泌に影響を与える心配がほとんどありません。
【豊胸術別】起こり得る授乳へのリスク

豊胸の術式によっては「乳腺炎」や「しこり」などのリスクがあり、授乳が難しくなる場合があります。
▼【豊胸術別】授乳へのリスク
| 術式 | 起こり得るリスク |
| シリコンバッグ豊胸 | 乳腺炎 |
| 脂肪注入豊胸 | 炎症や痛み |
| ヒアルロン酸豊胸 | 母乳分泌量の減少 |
どの方法を選ぶかによって、授乳中に起こりやすいリスクや対処法が異なります。
術式ごとのリスクや注意点を知っておくと、将来の授乳を見据えた選択がしやすくなりますよ。
「シリコンバッグ豊胸」圧迫による乳腺炎
シリコンバッグ豊胸では、シリコンバッグが母乳を作る乳腺を圧迫し、授乳期に乳腺炎を引き起こすリスクがあります。
▼乳腺炎とは
| 項目 | 特徴 |
| 原因 | バッグにより圧迫された乳腺内に母乳や細菌がたまり炎症を起こす |
| 症状 | 胸の張り、痛み、赤みや発熱など |
| 授乳への影響 | 授乳で痛みを感じたり、母乳の出が悪くなったりすることがある |
乳腺炎を起こすと、強い張りや痛みで授乳を続けることが難しくなります。
母乳がうまく出せない状態が続くと、さらに乳腺が詰まりやすくなり、炎症が悪化するケースも。
授乳への影響が心配な方は、カウンセリングの際に「将来的に授乳を希望していること」を医師に伝えておきましょう。
「脂肪注入豊胸」しこりによる炎症や痛み
脂肪注入豊胸では、しこりによる炎症や痛みで、授乳ができなくなるリスクがあります。
定着しなかった脂肪がしこりとなり、乳管を圧迫して母乳の流れを妨げるのが原因です。
しこりのリスクを防ぐには、乳腺を避けて複数の層に少量ずつ脂肪を注入するなど、高度な技術を持つ医師を選びましょう。
「ヒアルロン酸豊胸」乳管詰まりによる母乳分泌量の減少
ヒアルロン酸豊胸は、注入したヒアルロン酸が乳管を詰まらせ、母乳の分泌量が減る可能性があります。
注入する量が多い場合は、乳管の流れが妨げられやすく、授乳中に張りや痛みを感じることも。
将来の授乳を考えるなら、乳管への影響が少ない脂肪注入やシリコンバッグを視野に入れて検討しましょう。
豊胸手術を受けるなら授乳前後どっちがいい?

授乳前に豊胸手術を受けると、理想のバストで過ごせる期間が長いことがメリットのひとつです。
授乳後の場合、バストの形が安定した状態でデザインできる良さがあり、どちらにもメリット、デメリットがあります。
どちらがいいかは自分のライフプランや授乳希望の有無をふまえて判断するとよいでしょう。
妊娠前に豊胸手術を受けるメリット・デメリット
妊娠前に豊胸手術を受けるメリットは、育児の負担がないうちに施術と回復を終えられることです。
自分のスケジュールに合わせて手術日を決めることができ、ダウンタイム中もゆっくり休めます。
一方で、出産や授乳によるバストの変化で、せっかく整えた形が崩れてしまうケースも少なくありません。
▼妊娠前に豊胸手術を受けるメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・ダウンタイムに専念できる ・理想のバストで過ごせる期間が長い ・通院がしやすい | ・バストの形が崩れる可能性がある ・授乳トラブルのリスクがある |
妊娠前は体調管理がしやすく、自分のペースで回復できる時期です。
ただし、妊娠や授乳でバストラインが崩れると、再手術によって体や費用の負担が増える可能性があります。
手術のタイミングは、将来のライフプランも踏まえて検討しましょう。
卒乳後に豊胸手術を受けるメリット・デメリット
授乳後に豊胸手術を受けるメリットは、妊娠や授乳で変化したバストを理想の形に整えられることです。
一方で、育児中の場合はまとまった時間やダウンタイムの確保が難しく、体に負担がかかりやすいというデメリットもあります。
▼卒乳後に豊胸手術を受けるメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・産後・授乳後のバストに対応できる ・授乳トラブルへの心配がない ・仕上がりの形が崩れにくい | ・ダウンタイムを確保しにくい ・育児中は周囲のサポートが必要になる |
授乳後のバストは皮膚がやわらかく、手術で脂肪やバッグを入れても突っ張りにくいのが特徴です。
皮膚に余裕があることで、大きめのバッグや脂肪を入れても自然な丸みが出やすいというメリットがあります。
ただし、術後3〜7日間は腕を大きく動かす動作を控える必要があるため、育児や家事の負担が少ないタイミングを検討しましょう。
授乳中の豊胸ができない理由は炎症が起きるリスクが高いから

授乳中は乳腺や血流の状態が通常と異なり、手術による炎症や感染などのリスクが高まるため、豊胸手術は行えません。
さらに、麻酔薬や抗生剤の成分が母乳を通じて赤ちゃんに移行する可能性も。
赤ちゃんへの安全性が十分に確認されていないため、授乳中の豊胸は避ける必要があります。
▼授乳中に豊胸手術ができない主な理由
| 分類 | 理由 |
| 母体への影響 | ・炎症や感染症のリスクが高い ・出血や血腫が起こりやすい ・傷の治りが遅くなる |
| 赤ちゃんへの影響 | ・薬剤が母乳に移行する可能性がある ・授乳の中断が必要になる |
| 仕上がりの問題 | ・正しいサイズ選びができない ・インプラント位置がずれやすい |
授乳中の体は、ホルモンバランスや乳腺の働きが変化するため、手術には向いていません。
多くのクリニックでは、卒乳後3〜6か月ほど経過し、胸の張りが落ち着いて形が安定してからの手術をおすすめしています。
体調やホルモンバランスが落ち着いた時期であれば炎症や感染のリスクが低く、左右差が少ない自然な仕上がりを期待できますよ。
豊胸後でも授乳はできる?に関するよくある質問

シリコン豊胸は授乳に影響する?
シリコンバッグによる豊胸を受けても、授乳にはほとんど影響しません。
バッグを挿入する位置は、母乳の生産や分泌に関わらない、乳腺や大胸筋の下です。
ただし、バッグが乳腺を圧迫することで、張りや乳腺炎を起こすケースはあります。
豊胸手術をすると母乳が出なくなる?
豊胸後に母乳が出なくなるのはまれで、手術で乳腺や乳管を直接傷つけた場合に限られます。
通常の豊胸手術では、乳腺や大胸筋の下にバッグや脂肪を入れるため、母乳の分泌には影響はありません。
ただし、乳輪切開のように乳頭に近い部位を切開する方法では、母乳を通す乳管や神経を傷つけるリスクがやや高くなります。
豊胸後の授乳は痛い?
豊胸後は、授乳の際に張りや圧迫感による痛みを感じることがあります。
脂肪注入によるしこりやインプラントが乳腺を圧迫するためです。
▼痛みをやわらげる方法
・授乳前に温めて血流を促す
・抱き方を変えて圧を分散する
・詰まりを感じたら早めに搾乳する
違和感が続く場合は、乳腺炎やしこりの可能性もあるため、早めに医師や助産師へ相談しましょう。
豊胸したらできないことは?
病院によってはシリコンバッグが破損するリスクを避けるために、マンモグラフィー検査を受けられない場合があります。
エコー検査やMRIなど、豊胸経験者に対応した検査ができる医療機関も増えているため、事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、豊胸をしても、授乳や子育て、日常生活に大きな制限はありません。
