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2026.2.10
マウスピース矯正はいつまで痛い?期間や痛みを和らげる方法を解説【歯科医師監修】

マウスピース矯正の痛みが不安で矯正に踏み出せない方も多いですが、痛みのピークは装置をつけてから1〜3日が目安です。
Xクリニックは、6週間ごとの定期検診で細かくチェックを行い、痛みや違和感にも早めに対応できる体制です。
LINEやInstagramのDMでの相談にも対応しているので、術後の不安も相談しやすいですよ。
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マウスピース矯正いつが1番痛い?痛みのピークは交換後1〜3日が目安

マウスピース矯正で痛みを感じやすいのは、初めて装着した直後や、新しいマウスピースに交換後1〜3日です。
▼痛みが出る時期と痛みの経過
| 時期 | 痛みの経過 |
| 痛み始め (交換後3〜6時間) | ・装置を装着した直後は締め付け感がある ・およそ3〜6時間後から痛みを感じ始める |
| 痛みのピーク (1〜3日) | ・歯を支える歯根膜が、圧力に対して敏感になる時期 |
| 痛みの緩和 (3日目以降) | ・1週間ほどで痛みは和らぐ |
マウスピースの交換頻度は、1〜2週間に1回です。
マウスピース矯正では、装置を交換すると歯に新しい力がかかるため、交換のたびに一時的に締め付け感を感じます。
ただし、治療が進むにつれて歯の移動距離が少なくなり、痛みに慣れることで、締め付けを感じにくくなる方も少なくありません。
マウスピース矯正で歯が痛くなる理由は?死にそうなほど痛い?どれくらい痛いのかも解説

マウスピース矯正で歯が痛くなる理由は、主に歯が動く際の炎症や、装置による物理的な刺激によるものです。
「死にそうなほど痛い」という声も見られますが、激痛を感じる方は稀で、多くは締め付けられる程度の痛みにとどまります。
痛みの原因を知っておくと、原因に合わせたケアを行えるため、痛みによるストレスで治療を断念するリスクを減らせますよ。
歯が動くときの圧迫感
歯の動くときの圧迫感は、「歯の間に何かが詰まっているような感覚」や「噛み合わせると響くような感じ」と表現されます。
圧迫感の原因は、歯と骨の間でクッションの役割をしている歯根膜が、装置の力で圧迫されて炎症を起こしているためです。
歯が新しい位置へ動いて歯根膜への圧力が減ってくと、2日〜1週間ほどで圧迫感は自然と落ち着いていきます。
新しいマウスピースに交換したときの締め付け
新しい装置に交換したばかりは、締め付けによる痛みが強くなりやすいです。
マウスピースは、現在の歯並びではなく、少し先の理想の歯並びに合わせて作られており、装着すると歯を動かす力が働きます。
交換後1〜3日が痛みのピークですが、歯が装置の形に合わせて移動するにつれて、徐々に和らいでいきますよ。
粘膜への刺激や口内炎による痛み
マウスピースや、歯の表面に付けるアタッチメントが、舌や頬の粘膜に擦れて痛みを感じることがあります。
マウスピースの縁が鋭かったり、アタッチメントが唇の裏側に当たったりして口内炎ができるケースも少なくありません。
口の中が傷つく場合は、担当医に装置の縁を滑らかに調整してもらうか、市販の矯正用ワックスで物理的に保護しましょう。
虫歯や歯周病による痛み
冷たいものがキーンとしみる、歯茎が赤く腫れているといった症状がある場合は、虫歯や歯周病による痛みかもしれません。
マウスピース装着中は唾液が口の中を洗い流せなくなるため、汚れが歯の表面に長時間とどまり、菌が増殖しやすい環境になります。
虫歯や歯周病の痛みは、放置すると矯正治療の見直しが必要になる場合もあるため、早めに担当医へ相談しましょう。
マウスピース矯正が痛いときに!簡単にできる6つの対処法

マウスピース矯正の痛みは、痛み止めや冷却で炎症を抑える、ワックスで痛みの場所を保護するといった工夫で和らげられます。
新しいマウスピースに交換した直後は、歯が動く過程で痛みや不快感が出やすい時期です。
痛みをセルフケアで抑えることができれば、マウスピース矯正を途中で諦めずに、綺麗な歯並びを目指せますよ。
痛み止めを服用する
痛みが強く、仕事や日常生活に支障が出る場合は、我慢せず痛み止めを服用しましょう。
特に新しいマウスピースに交換した直後は、歯に強い力がかかるため、痛みが出やすくなります。
痛み止めで痛みのピークをやり過ごすことも、矯正を挫折せずに続けるための工夫のひとつです。
装着時間を守りつつ患部を冷やす
矯正による痛みは、マウスピースを装着したまま患部を冷やすと、和らげることができます。
痛みは歯の根元で起きている炎症が原因のため、炎症がある部分を冷やすと、血流が落ち着き痛みが引きやすいです。
マウスピースは外さずに、頬の外側から冷却シートや保冷剤を当てて冷やすと効果的ですよ。
どうしても痛い時はひとつ前のマウスピースに戻す
新しいマウスピースが痛みで耐えられない場合は、一時的にひとつ前のマウスピースに戻す方法があります。
すでに馴染んでいる型に戻すと、歯にかかる力が緩み、強い痛みを落ち着かせることができるからです。
段階を戻す対応は緊急処置となるため、痛みが落ち着いたら必ず担当医に相談しましょう。
交換のタイミングを就寝前にする
マウスピース矯正が痛い場合、装置の交換は就寝前に行うのがおすすめです。
交換直後は痛みが強く出やすいですが、就寝前ならそのまま7〜8時間は装置を外さずに安静な状態を保てます。
痛みのピークを睡眠中にやり過ごせると、翌朝には歯が新しい位置に馴染み始め、日中の不快感を抑えやすくなりますよ。
リゾットやスープなど柔らかい食事にする
歯が動いている時は、噛むだけで痛みを感じやすいため、なるべく噛まずに済む柔らかい食事を用意します。
特に交換直後の3日間は、リゾットやスープなどがおすすめです。
▼痛いときにおすすめの食事
・お粥、リゾット
・スープ
・うどん
・豆腐
フランスパンやお煎餅、お肉などの硬いものは、歯に強い力がかかり痛みの原因になります。
痛みが落ち着くまでは、「小さく切って食べる」「柔らかく煮込む」といった工夫で、歯への負担を減らしましょう。
マウスピース矯正が痛い人と痛くない人の違い

マウスピース矯正が痛い人と痛くない人の違いは、歯にかかる力の強さや炎症の起こりやすさです。
矯正は、骨の代謝(作り変わり)を利用して歯を動かすため、骨が変化する際の反応として痛みが生じます。
特に、強い力がかかるゴムかけや抜歯を伴う治療は、炎症が強くなる原因の一つです。
噛み合わせを整えるゴムかけを使用している
マウスピース単体で矯正する人に比べ、ゴムかけを併用する人は、痛みを感じやすい傾向にあります。
ゴムかけとは、上下の装置に小さなゴムをかけ、ゴムが縮もうとする力で噛み合わせを調整する処置のことです。
そのため、マウスピース本来の矯正力に加えて、ゴムの力がプラスされる分、歯にかかる負担が大きくなります。
抜歯矯正など歯を動かす距離が長い
マウスピース矯正では、歯を動かす距離が長いほど骨や歯茎にかかる負担が増えるため、痛みを感じやすくなります。
特に抜歯を伴う場合、歯を抜いたスペースを埋めるために、歯を大きく移動させなければなりません。
隙間を埋めるために強い力をかけ続けるので、抜歯矯正では炎症による痛みが起きやすくなります。
装着時間を守れていない
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必須です。
装着時間を守れずに外している時間が長くなると、歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こします。
後戻りした歯に計画通りに作られた装置をはめると、ズレた歯を無理やり型に押し込むことになるため、痛みの原因となるのです。
食いしばりや歯ぎしりで炎症している
食いしばりや歯ぎしりの癖がある人は、矯正の力に噛みしめる力が加わるため、痛みを感じやすくなります。
矯正中は歯の根元が炎症を起こし、痛みに敏感な状態です。
敏感な状態の歯に食いしばりが加わると、炎症がさらに悪化し、強い痛みにつながります。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどっちが痛い?

マウスピース矯正の方が、ワイヤー矯正よりも痛みを感じにくいというデータが報告されています。
歯を動かす仕組み自体はどちらも同じですが、装置の構造や食事のしやすさに違いがあるためです。
2020年の研究データでも、「治療初期の痛みは、ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正の方が低い」という結果が出ています。
▼ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
| ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 |
| ・強い鈍痛を感じやすい ・口内炎ができやすい ・装置があるため噛むと痛い | ・締め付け感がある ・口内炎はできにくい ・食事中は外せる |
ワイヤー矯正は、装置が口の中に当たってできる口内炎や食事中の痛みなど、物理的な痛みや不快感を伴うことが多いのが特徴です。
一方でマウスピース矯正は、装置の表面が滑らかで口内炎ができにくく、食事中は外せるため、日常生活での痛みは少ないでしょう。
痛みに不安な方は、粘膜への刺激が少なく、食事の際に装置の圧迫感を感じにくいマウスピース矯正が向いています。
マウスピース矯正はいつまで痛い?に関するよくある質問

マウスピース矯正(インビザライン)のデメリットや失敗例は?
マウスピース矯正は、着脱時の痛みや自己管理の難しさといったデメリットがあります。
▼マウスピース矯正のデメリット・失敗例
・着脱時に痛みやストレスを感じる
・1日20時間以上装着する必要がある
・装着したまま食事ができない
・対応できない症例がある
・計画通りに歯が動かなかった
・歯と歯の間に隙間ができた
新しいマウスピースに交換したばかりは、歯に密着しているため、外しにくさを感じることがあります。
外そうとして爪を傷めたり、アタッチメントに引っかかり「歯ごと抜けるんじゃないか」と思うほどの痛みを感じたりするケースも。
着脱の痛みや煩わしさから装着をやめてしまうと、「計画通りに歯が動かなかった」という失敗につながってしまいます。
前歯だけのマウスピース矯正なら、全体矯正より痛みは少ない?
前歯だけのマウスピース矯正は、全体矯正に比べると痛みや負担は少ない傾向にあります。
前歯の矯正は、根っこが太く頑丈な奥歯を動かさないため、全体矯正のような強い力をかける必要がないからです。
ただし、前歯は感覚が鋭い部分であるため、痛みは感じるものの、全体矯正に比べれば軽めでしょう。
出っ歯の矯正は、他の歯並びよりも痛い?
出っ歯だからといって、他の歯並びよりも痛みが強いということはありません。
矯正の痛みは、歯が骨の中を動くときに生じる炎症反応によるもので、どの歯並びでも仕組みは同じだからです。
ただし、出っ歯の矯正は移動距離が長くなるため、歯が動いている締め付け感を感じやすい傾向にあります。
マウスピース矯正をおすすめしない人は?
マウスピース矯正は、患者さまご自身での管理が必要となる治療法です。
そのため、「1日20時間以上の装着」というルールを守るのが難しい方にはおすすめできません。
また、重度の受け口や出っ歯など、あごの骨格から大きくズレている場合も、マウスピースだけでは改善が難しいケースがあります。
▼マウスピース矯正をおすすめしない人
・装着時間を自己管理する自信がない
・骨格的なズレが大きい
・重度の歯周病がある
マウスピースは食事のたびに着脱が必要です。
間食が多いと、着脱の痛みや面倒さから外したままの時間が増え、装着時間が不足する恐れがあります。
また、歯周病で骨が弱っていると矯正の力に耐えられず、歯が抜けるリスクがあるため、歯科治療を終えてから矯正を始めましょう。
痛すぎて眠れない時は外して寝てもいい?知恵袋から抜粋
痛くて眠れないのはつらいですが、できるだけ装着したまま就寝してください。
睡眠中は特に歯が動きやすいため、外してしまうと整ってきた歯並びが元に戻ってしまうリスクがあるからです。
一晩外すだけでも「翌朝入らない」「さらに痛む」といった悪循環になりかねないため、痛み止めの薬を活用して装着を継続しましょう。
ロキソニンを飲むと歯の動きが悪くなるのは本当?
ロキソニンやイブなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、長期的に服用すると歯の移動が遅くなる可能性があります。
痛みを抑える成分が、歯が動くために必要な骨の代謝までブロックしてしまうためです。
矯正中に痛み止めを使用したい場合は、歯の移動への影響が少ないアセトアミノフェン系の痛み止めが推奨されています。
