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2025.11.24
ワイヤー矯正の期間は?長引かせない方法や大人と子どもの期間の違いも解説

ワイヤー矯正の期間は、前歯まわりだけを整える部分矯正なら7〜10か月、歯全体を動かす全顎矯正なら1.5〜2年が目安です。
年齢や歯並びの状態によっても治療期間は変わってきます。
矯正にどれくらいの期間がかかるのかを知っておくと、先の見通しがつきやすくなり、不安が軽くなるでしょう。

Xクリニックでは、歯並びや噛み合わせを丁寧に確認し、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案しています。
お口の状態に合わせて進められるため、治療期間が長引きにくく、見た目も噛み合わせも整った仕上がりが期待できますよ。
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ワイヤー矯正(歯列矯正)にかかる期間の目安は1〜2年

ワイヤー矯正の治療期間は、1〜2年が目安です。
部分矯正なら7〜10か月、全顎矯正なら1.5〜2年前後と、歯全体を動かす全顎矯正のほうが長くかかる傾向があります。
部分矯正の期間:4〜8か月前後

部分矯正は4〜8か月ほどで完了するケースが多く、全顎矯正よりも治療工程が早く進みます。
すべての症例が部分矯正で治せるわけではなく、前歯だけを整えたい方や、ズレが軽いケースなどが対象です。
▼部分矯正が向いている人
・前歯だけに軽い傾きやズレがある
・1〜2本だけ並びを整えたい
・ズレが軽く、奥歯の噛み合わせに問題がない
部分矯正は一部分だけを動かす治療のため、奥歯の噛み合わせにズレがあるケースでは対応が難しくなります。
歯並びの乱れが大きい場合には、全体のバランスを整えられる全顎矯正のほうが改善が期待できるでしょう。
全顎矯正の期間:約2年以上
全顎矯正の治療期間は、約2年以上が目安です。
歯を動かすためのスペースづくりとして抜歯を行う場合があり、部分矯正よりも治療期間が長くなりやすいです。
▼全顎矯正が向いている人
・歯並び全体に乱れがある人
・奥歯の噛み合わせにもズレがある人
・出っ歯や受け口であごの調整が必要な人
治療範囲は前歯だけでなく上下すべての歯におよび、奥歯の位置や噛み合わせまで整えます。
全顎矯正では、歯並び全体をきれいに整えることで、見た目だけでなく「噛む」「話す」といった機能面の改善も期待できますよ。
ワイヤー矯正(歯列矯正)の期間が長くなる要因3つ

ワイヤー矯正の治療期間は、年齢や歯並びの状態、使う装置の種類によって変わります。
「なぜ時間がかかるのか」を知っておくと、治療期間に対する不安が減り、納得感を持って矯正を始められますよ。
1.年齢:大人より子どもの矯正の方が期間が短い
ワイヤー矯正は、大人よりも子どものほうが治療がスムーズに進みやすい傾向があります。
子どもの場合、歯や骨が柔らかく動きやすいだけでなく、あごが成長する力を利用して歯が並ぶスペースを広げられるためです。
▼子どもの矯正のほうが期間が短い理由
・歯や骨がやわらかく、歯が動きやすい
・成長の力を利用して治療を進められる
・歯を動かすスペースを確保しやすい
子どもの矯正は成長の力を利用してスムーズに進みやすく、抜歯が不要なケースもあるため、治療期間を短くしやすいです。
2.症状の程度:重度の出っ歯やすきっ歯は治療が長引く
重度の出っ歯やすきっ歯では、歯を大きく動かす必要があるため、矯正期間が長くなりやすい特徴があります。
さらに、歯をきれいに並べるためのスペースが不足している場合は、抜歯や歯を動かすための細かな位置調整が必要になることもありますよ。
3.矯正装置の種類:裏側矯正は表側矯正より時間がかかる
裏側矯正(リンガル矯正)は、表側矯正よりも治療期間が長くなる場合があります。
歯の裏側に装置をつけるために操作が難しく、歯に力をかける方向の調整が複雑になるためです。
一方で、裏側矯正には「矯正中でも見えにくい」という大きなメリットがあり、人目を気にせず治療を続けたい方に選ばれています。
ワイヤー矯正の期間を長引かせないためのコツ4つ
ワイヤー矯正の治療期間を長引かせないためには、「丁寧な歯磨き」や「硬い食べ物を控える」などの日常のケアが欠かせません。

ワイヤー矯正中に虫歯ができてしまうと、治療のために一度装置を外す必要があり、治療が長引く原因になります。
毎日の丁寧なケアや医師の指示を守ることが、矯正をスムーズに進めるうえで大切です。
ワイヤー矯正(歯列矯正)の流れと期間

ワイヤー矯正(歯列矯正)は、初診やカウンセリングから始まり、装置の装着や保定まで段階を踏んで進みます。
治療の流れや期間を知っておくと、治療がどのように進むのか見通しが立ち、不安も軽くなりますよ。
1.初診・カウンセリング
ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせなど、「お口の状態を知ること」から始まります。
初診やカウンセリングは、歯並びや噛み合わせを確認し、理想の仕上がりを医師と共有する時間です。
▼初診・カウンセリングで確認する主な項目
・歯並びや噛み合わせ
・理想の仕上がり
・使用する装置の種類
・抜歯が必要かどうか
・治療にかかる期間
・治療のメリットや注意点
矯正は長期間にわたる治療です。
治療の途中で不安や疑問が生じると矯正を続けにくくなり、仕上がりに影響することもあります。
治療の目的や内容を理解し、納得したうえで始めると良いでしょう。
2.精密検査:結果が出るのは1〜2週間後
精密検査では、虫歯や歯ぐきの状態、噛み合わせ、あごの動きなどを詳しく調べます。
どの歯をどの方向に動かすのが良いかを丁寧に判断する必要があるため、精密検査の結果が出るのは1〜2週間後です。
精密検査で得られた情報をもとに、必要なステップや治療期間をまとめた治療計画が作成されます。
3.虫歯の治療や抜歯
矯正を始める前に、虫歯や歯ぐきに炎症がある場合は、先に治療を済ませておきます。
そのまま矯正を進めると、虫歯や炎症が悪化するおそれがあるためです。
また、歯並びを整えるためのスペースが不足している場合は、抜歯をして余裕をつくることがあります。
4.矯正装置を装着
矯正の準備ができたら、歯に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置をつけ、ブラケットの間にワイヤーを通します。
ワイヤーの力で歯を少しずつ動かし、歯並びを整えていく仕組みです。
装置をつけた直後は少し違和感がありますが、ほとんどの方が1〜2週間ほどで慣れていきます。
5.保定装置(リテーナー)を装着:期間は1〜3年ほど
矯正で動かした歯を安定させるために、装置を外したあとは「リテーナー」と呼ばれる保定装置をつけます。
保定装置をきちんと使わないと後戻りが起こり、整えた歯並びが崩れてしまうことがあるのです。
保定装置を装着する期間の目安は約1〜3年で、経過を確認するために4〜6か月に1回の通院が必要になります。
ワイヤー矯正(歯列矯正)の期間に関するよくある質問

矯正のゴムかけ期間は何か月くらい?
矯正のゴムかけ期間は、軽度なら2〜3か月ほど、上下の歯を大きく動かす必要がある場合は1.5年ほどが目安です。
ゴムかけ期間は歯並びによって変わるほか、指示どおりにゴムを装着できないことも期間が長くなる要因です。
ワイヤー矯正で装置をつけるまでの期間は?
ワイヤー矯正で装置をつけるまでの期間は、おおよそ1〜2か月です。
初診後にレントゲン撮影や歯型の採取などの検査を行い、歯の状態や噛み合わせを詳しく確認します。
虫歯や歯ぐきの炎症があるとそのまま矯正を進められないため、ワイヤーを装着する前に治療を済ませておく必要がありますよ。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の期間はどっちが短い?
マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらが治療期間が短いかは、歯並びの状態や治療範囲によって異なります。
部分矯正の場合は、マウスピース矯正のほうが早く終わることが多いです。
一方で、抜歯が必要な歯並びや大きく歯を動かす場合は、ワイヤー矯正のほうがスムーズに進みやすい傾向があります。
▼マウスピース矯正とワイヤー矯正の治療期間目安
| 矯正方法 | 部分矯正 | 全顎矯正 |
| マウスピース矯正 | 3~10か月 | 1年半~2年 |
| ワイヤー矯正 | 4~8か月 | 2年~ |
マウスピース矯正は取り外しができるため、装着時間が足りないと歯が動かず、治療が長引くことも。
装着時間(1日20時間以上が目安)を守ることが、計画どおりに治療を終えるために大切です。
矯正で抜歯した歯が埋まるまでどのくらいの期間かかる?
抜歯した隙間が完全に閉じるまでの期間は、個人差がありますが半年〜1年半ほどが目安です。
矯正では、抜歯直後からすぐに隙間を閉じるのではなく、段階を踏んで歯を動かしていきます。
▼抜歯した隙間を閉じるまでの流れ
1.歯並びのデコボコを整える
2.犬歯を後ろへ移動させる
3.前歯全体を後ろに動かして隙間を閉じる
歯並びの重なりが大きいほど、最初の「歯をきれいに並べる段階」に時間がかかる傾向があります。
そのため、隙間が完全に閉じるまでにはトータルで1年以上かかることもあるのです。
八重歯の矯正かかる期間は何年?
八重歯の矯正期間は、軽度の部分矯正であれば4~8か月ほど、全体矯正の場合は約2年以上が目安です。
奥歯の噛み合わせに問題がない場合は、部分矯正で対応できることがあります。
▼八重歯の矯正期間の目安
| 治療内容 | 期間の目安 | 特徴 |
| 部分矯正(軽度の八重歯) | 4~8か月 | ・前歯まわりを中心に整える ・短期間で改善できるケースもある |
| 全体矯正(抜歯を伴うケースなど) | 約2年以上 | ・アゴ全体のバランスを整える ・抜歯が必要な場合は長くなりやすい |
矯正装置を外したあとは、歯並びの戻りを防ぐための「保定期間」が必要です。
保定期間は歯を動かした期間と同じくらいの 1〜3年ほどが目安 で、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。
矯正で前歯が下がるまでにどれくらいの期間がかかる?
出っ歯の治療で抜歯をして前歯を後ろに下げる場合、前歯が下がるまでの目安はおよそ1〜1.5年です。
矯正を始めてすぐに前歯が下がるわけではなく、歯並びを整えながら少しずつスペースをつくり、前歯を動かしていきます。
前歯矯正は順を追って治すため、「前歯が下がってきた」と感じるのは、治療を始めてから0.5〜1年ほどになるケースが多いです。
中学生・高校生の歯列矯正にかかる期間は?
中学生や高校生が矯正を始める場合、およそ1.5〜3年の期間がかかることが多いです。
中高生の時期は永久歯が生えそろい、アゴの成長がまだ残っているため、歯がスムーズに動きやすいという利点があります。
ただし、歯を整える工程は大人と同じように段階を踏んで進めるため、治療期間としては成人と大きな差はありません。
